釣り場崩壊について ~~おまけの章~~
釣り場が無くなっていく事に場所晒し動画を絡めて
普段から思ってる事を過去2回にわたって書かせていただきました。
(過去2回はコチラ↓)
釣り場崩壊について ~~序章~~ - 東京横浜でライトな釣り
釣り場崩壊について ~~本章~~ - 東京横浜でライトな釣り
今回このテーマでブログを書いたのは、最近の
釣り場がダメになるペース、そしてその釣り場がなくなるペースがかなり早いなと
感じているからです。
一方、場所晒し動画は安易にPVを稼げるため多くの人が配信し始めてます。
参入も楽なので配信する人は増えています。
この負のサイクルはマズイなぁと。
釣り場がなくなると残った釣り場に人が集まります。
人が集まるとより釣り場が衰えます。
この弱った釣り場だらけの現状があるのに、
場所晒し動画で更に人を集める事を今すべきなのかって
ところには疑問を抱いてます。
このテーマの最終章として場所晒し動画の配信者と
その取り巻きがよく言ってる事に際してQA形式で
自分なりの考えを回答したいと思います。
Q. 晒している場所は「公共の場所です」(なので配信は自由です)
A. はい、確かに、場所晒し動画を公開する事に制限はありません。
ただ、場所晒し動画は配信者の承認欲求と広告収入のための「私利私欲」です。
もともと釣り場を使っていた人が環境変化を望まないのも「私利私欲」ですけど
場所晒し動画って一方的な私利私欲の行使なのでイヤだなぁと。
釣り場でバケツとロープで大胆に場所取りしてる人っているじゃないですか。
やってる人から言わせると「別にルールには違反してない」。
場所取り仲間からは労せずに釣り場を確保できるので感謝されます。
その他の人からは迷惑がられます。
場所晒し動画とバケツやロープの場所取り行為、
どちらも「ルールで禁止されてない一方的な私利私欲」、よく似てますね。
ルール違反ではなくても一方的な私利私欲を行使され、迷惑を感じた人が
文句を言うのは自然な事かなと。
Q. 釣り場を汚しているのは配信者ではなく釣り場に来たひとです。
A. 別の例で考えてみましょう。
例えば、あなたの家の前(公共の道路)が「路上駐車OKスポット」として、配信されたとします。
便利な無料駐車スペースだとして連日、車が停まる事になります。
車を停め、深夜に会話する人もではじめます。ゴミを残していく人もいます。
このような状態になった時、あなたは動画配信に対して文句言いたくなりませんか。
不満の矛先は配信者に向かず訪れた人のみに向かいますか。
直接的な行為ではなくても因果関係が充分にある場合は、
その行為元に対して不満が向かうのは当然かなと。
Q. 場所晒しは各種SNSで行われてます、今更言ってもしょうがないのでは?
A. 全ての晒しが無くなるのは現実的には難しいですが、すこしでも減れば
釣り場の悪化ペースが鈍るのではと思います。
・・・っていうか、大丈夫ですか?
その発想、「周りがゴミ捨ててるから自分も捨てても大丈夫」
と同じ発想な気がしますが・・
Q. 配信者も釣り場を汚さないなどマナー向上の啓蒙活動してますが。
A. マナーについて発信してくれることはありがたいと思ってます。
釣りの楽しさや釣りのマナーについての発信は素晴らしい事だと思いますが、
場所晒しが加わると状況が変わるかなと。
前回も書きましたが釣り場を汚さない人は釣り場にとってはプラスマイナスゼロです。
視聴者の中に釣り場を汚す人は一定割合で入ってきてしまうので
全体としてはマイナスかなと。
あと視聴者のマナー向上をポーズではなく本気で考えてるのか
疑問に感じてしまうこんな場面を目にしました。
有名な場所晒しYouTuberのコメント欄で視聴者から
「〇〇橋の上からはよく釣れますよ」
とコメントが入っていたのですが、YouTuberは橋上からの釣り禁止を教える事なく
「いいね」のみ。
ダメな事を指摘コメントすると労力はそれなりにかかるし、言われた方は面白く思わないから
PV稼ぎ的には「コメント見た」アクションだけ残す方が効率的なんですよね。
ただ、視聴者のマナー向上もちゃんと考えているならば視聴者の間違った認識を正す事をせず、
場所晒しを配信し続けるのはどうなのかなと思ってしまいます。
~~
場所晒し動画の配信者に対してSNS等で表立って抗議すると、
その配信者を更に世に知らせる事になり、
間接的に場所晒しに加担することになってしまうのが
本件の難しいところだと感じています。
ただ、本ブログを通して
「場所晒しを今時やってる人ってアレだよね」
とか
「場所晒しって、既に準迷惑行為なんじゃね?」
って考えてくれる人が増える事を願ってます。
配信者の承認欲求や広告収入といった私利私欲のために
これ以上、釣りできる場所が疲弊しない事を願いつつ・・・
※次回からは今までどおり、身のない釣果ブログに戻ります。