東京横浜でライトな釣り

会社帰りや休日に東京・横浜の海で釣りしてます。横浜 東京 釣り アジング メバリング ソルトルアー ライトゲーム

某シーバスバトルをマーケティング側面から考えてみる。

某シーバスバトル、私的にはシーバス界隈で人気・実力を兼ね備えたお二人が

非常に残念な企画に出てしまったなという想いではあるのですが、

私自身の本業の1つでもあるマーケティング側面からこの企画について考えてみます。

 さて、こういった企画にプロの方が出演するのは

・自身のブランド力の向上

・自身が所属するまたはプロデュースするメーカーのブランド力の向上

が目的となります。

 

で、ターゲットは

・釣りを始めたばかりのライトな層

・釣りをある程度しているコアな層

の2つとなるでしょう。

※今回は企画したメディア的に釣りに興味を持っていない層は除外されます。

 

ライトな層にはAIDMAが適用されます。

(分析手法としてAIDMAは古いって流れもありますがメジャーな分析って事で・・)

A:Attention その人、またはそのブランドの認知

I:Interest その人、またはそのブランドへの興味

D:Desire その人、またはそのブランドへの購買欲求

M:Memory その人、またはそのブランドを釣り具店で思い出し購入する記憶

A:Aciton その人の製品、またはそのブランドを購入する行動

 

釣りを始めたばかりでY氏、T氏をまたはそのブランドをよく知らない人が知り、

使用されたルアーに興味を持ち、欲しいと思い、ルアー購入のタイミングで思い出して

その製品を購入する。

こちらの層は短期的な購買影響はそれほどありません。ただ裾野を広げるために、

将来の布石として必要な広報活動となります。

今回、バトルに出る事でライトな層に対するアピールはできたと思います。

・・ただ、”その層にアピールするのに場所晒しってあまり重要じゃなくね?”

って思ってしまいます。ましてやウェーディングなんてライト層には響かないですよね

(あー、そういう釣り方もあるんだなーって認知の一部にはなりますが)

こちらの層をターゲットにするのであれば、海釣り施設でガチバトルといった

企画の方が

ライトな層が行きやすい釣り場へ行き、購入可能なルアーでプロが釣ってみせるといった

実演販売的なアピール行動になったのではと。

 

続いてコアな層、

コアな層は6つのタイプに大別できます。(通常の大別ではなく記事に絡めた層にします)

A:積極的購買層  この人、またはこのブランドの製品が大好きで購入する層

B:消極的購買層 購買時に迷った時にこの人、またはこのブランドを選択する層

C:中立的賛同 記事内容には賛同、購入への影響はナシ。

D:中立的批判 記事内容には批判的、購入への影響はナシ。

E:消極的不買  購入時に迷った時にこの人、またはこのブランド以外を選ぶ層

F:積極的不買 その人、またはそのメーカーは購入はしない。所持していたルアーも手放す層

 

バトルに出る目的としてはA~Cの層を増やす、Aに近い層へシフトさせる事が

目的となります。業務じゃないのできちんと統計はとっていませんが、

ルアーシーバスについて積極的にSNSで発信している人且つ本バトルについて感想を

述べている人をざっくりと見てみましたところ・・・

 

場所晒したのでD,Eの層を増やしてないかい?という気がしました。

もちろん、賛同は声に出す人は少なく批判は声に出す人が多いという事は理解してます。

ただ、アマペンに興味を持ち、ぶーちゃんを欲しがり、マリブやファンキーダートを積極的に買う人達、そういう人達ってD,Eにシフトしてないかい?って思いました。

ここ2年、多少の波はあるけど週3~5回釣りに行き、こんな感じで


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ルアーを購入している私も本バトルを見て中立層からF層に移りました。

(いや、バグラチオンは好きだったのでB層だったかも)

お二人のガチバトルというだけでコアな層は喜びますし、

場所晒しをしない方がA~Cの層を増やすには

効果的ではなかったのかなと・・・・

 

ライトな層に対しては効果あり(ただし場所晒しの効果は薄い)

コアな層に対しては悪影響あり

に見えたのですが実際のところはどうなのでしょうか。

開催メディア的には人気のお二人で賛否あふれる場所晒しということで

PV稼ぎにはもってこいの企画だったと思います。 

(得したのはメディアだけ??)

 

こうやって見ていくと場所晒しというエッセンスがお二人の立場から見て

マーケティング側面から必要だったのかは疑問だなと思います。

 

  

さて釣行ブログではなくこんな記事を挙げた理由はただ1つ、

大潮干潮、満月という悪条件の中、釣行に出かけ、

現地に着いてみたら隣に鷺の仲間の鳥類がいて、

浅くて満月で明るい、捕食者の鳥がスタンバイしているという悪条件で

アタリも得られず、釣りをあきらめ、通常より浅くなった各所の地形状況観察をして

帰宅したからであります。

ボーズの後は酒が進む!ではでは。