東京横浜でライトな釣り

会社帰りや休日に東京・横浜の海で釣りしてます。横浜 東京 釣り アジング メバリング ソルトルアー ライトゲーム

釣りライセンス制について割とまじめに考えてみた。


実現可能と思われる内容で結構マジメに考えてみました。

こういった話題に興味を持つ人が増え、ブラッシュアップされて、

前澤さんあたりが「よっしゃ!」と音頭とってくれて(笑)、

釣り人に明るい未来がくれば良いなと思います。

 f:id:takketo:20210215154428j:plain

 

 釣りのライセンス制度

5つの段落で考えをお伝えします。

どうしてライセンス制が必要なのか
ライセンス概要
主な仕様
想定問答
さいごに

 

                  どうしてライセンス制が必要なのか

近年の釣りブーム、そして釣り場がSNS等で拡散されることで
各釣り場に人が溢れている。
人があふれた弊害としてゴミ問題、駐車問題、その他違反のため釣り禁止場所が増えている。

釣り場がなくなる → 残った釣り場に人が集まる → 荒れる
この負の連鎖を止めないとますます釣り場がなくなり、釣りの世界そのものが縮小せざるを得ない。

釣り人は「釣りがしたい」一方、
・釣り場が少ない
・釣り場が混んでいてストレス
と、いった悩みを抱えている

釣り場管理者は「地域活性したい」一方、
・本来のその場所の使用に支障が出る
・ゴミや違法駐車など様々なトラブルへの対応時間をとられる
といった問題が生じている。

釣り人は釣りという趣味をストレスなく楽しめ、
場所を提供する側は手間より恩恵が強い、
そのような世界を実現するため、ライセンス制導入と
ライセンス保持者専用の釣場提供システムを提案する。

                  ライセンス概要

登場人物は
・ライセンス管理団体[管理団体]
・釣り人[釣り人]
・釣り場の提供者(漁港の管理者など)[提供側]

 

・ライセンスは一定期間その釣り場を使用できる権利を買うもの。(2-3度の使用では割高感がでる価格)
・設備投資は極力抑え、個人が特定された状態、釣り場に誰がいたかを明確にする事で釣り人自身のモラルを向上させ、管理負担を減らす。
・審査とライセンス発行に時間を要する(突発的な釣行のためのライセンス取得は難)
・釣り場提供側はゴミ箱設置等の釣り場管理義務はない。(提供側の管理負担は増やさない)
・釣り人はライセンス携行、釣り場ルールを守る事を徹底される。重大違反時は返金なくライセンスはく奪される。
・釣り人は釣りエリアへの入場/退場の際に指定サイトからの報告義務を要する(トラブル時に釣り場にいた人を判明しやすくする)
・違反行為やマナー違反などはライセンス管理団体に蓄積される。釣り場提供側はその釣り人のランクを確認でき、ライセンス発行の参考にできる。
・提供側はランクに応じたライセンス金額設定も可能。(優良ユーザは安い)

                  主な仕様

ライセンス管理団体
・ライセンス保持者の個人情報を管理、ライセンス証発行確認と発行処理。

・個々の釣り場のライセンス発行/却下の審査は各釣り場提供者。
・釣り場提供者向け管理アプリの提供
・(釣り人向けアプリの提供)←Webサイトで代用可
・各釣り場のルールと、残り販売ライセンス数を閲覧可能、ライセンス申請可能なサイト運営。
・その他オプションとして、ライセンス保持者へのリアルタイム釣り人情報も提供

ライセンスのルール(価格は仮)
・初期登録費用 3000円(個人情報登録・管理代)
・ライセンスは釣り場単位で発行。(複数釣り場を利用する人はそれぞれライセンスを購入)
・半年単位で更新料発生、費用は釣り場により様々(3000円~10000円)
・ライセンスカードは「ライセンス番号、釣り場名、有効期限、顔写真、QRコード」が記載される。
・ライセンスカードを入れる首掛け式のカードホルダーを提供。
QRコードにはチェックサイトURLとライセンス番号、釣り場コードを含める。スマホ等でその釣り人がその場所のライセンス保持者かチェック可能。


釣り場提供者について
・提供者はライセンス管理団体へ釣り場登録申請を行う。
・登録時には釣り可能エリア、利用可能時間、駐車場有無、トイレ有無などフォーマットに沿って申請。(ライセンス最大発行数も)
・ゴミ箱設置やゴミ拾いなどの管理業務は発生しない(あくまで場所の提供のみ)
・釣り場の目立つ箇所に「ライセンス制釣り場であることは明記」。その看板設置と看板管理費は釣り場提供側自費
自治のための見回りも任意。回数などのルールは設定しない。


申請方法
・釣り人は住所、氏名、連絡先などの情報と顔写真を提供、免許証など個人特定できる情報を合わせて申請。
・ライセンス管理側は2重登録や虚偽申請などをチェック、釣り場提供者へライセンス番号とランクを伝え、承認/非承認の回答を受ける。
・承認された場合、その釣り場のライセンス証を発行。初回のみライセンスを入れるカードホルダーも郵送。


管理方法
・釣り人は入場時に指定の方法でチェックインを行う。ライセンスホルダーを首からかける。
・釣りが終わったらチェックアウトを行う。
・不審な釣り人や違反者を見つけた場合は管理者へ報告。可能であれば違反者のライセンス番号を提供してもらい報告。
・船やロープに仕掛けをかけるなど施設へ迷惑をかけた場合は正直にサイトから報告する(故意ではない迷惑行為の自己申告はランク低の対象外)
・釣り場提供側は見回り時にホルダーを見てライセンス保持者チェックを行う。
・釣り場提供側は見回り時に違反行為・迷惑行為を見つけた場合は報告を行う。
・駐禁・騒音などの迷惑があれば管理団体に報告。団体はチェックイン中のユーザへ注意喚起を行う。(ライセンス非保持者の紛れ込み洗い出しにも利用)

                  想定問答

Q. どのようにスタートしますか。
A. まずは現在釣り禁止の漁港数か所にライセンス釣り場登録してもらい試験運用する形が良いかなと思います。

 

Q. なぜライセンス管理が公的期間ではなく民間団体なのでしょうか。

A. 公的期間を設立となると区議会を動かし→都道府県を動かし・・と数年単位の事業となってしまいます。釣り場が無くなる速度を考えると数か所の釣り場と民間団体といったスモールスタートが最適と考えました。

 

Q. 入場ゲートや柵などの設置をしないと不法侵入可能では。
A. ゲートや柵は設置費用、管理費用がかかるため必須としていません。報告制・個人認証制による治安・自治を期待しています。

 

Q. 有料であるなら釣り場に管理者がいたり、ゴミ拾いしてくれると良いのだが。
A. 釣り施設化すると管理側負担が増えるので必須としません。場所提供者は通常業務に影響を受けずに場所だけを提供する形を理想としてます。

 

Q. 月1回程度の釣り人には恩恵ないのでは。
A. 直接的にはありませんが、コアな釣り人がライセンス釣り場に行くのでライセンス制ではない釣り場の混雑緩和になります。

 

Q. 費用が高いとライトな人がライセンス取得しないのでは。
A. 位置づけとしては、陸っぱり と 船釣りの中間と考えていただければ。船よりは安く手軽、それでも高いと思う人は従来の釣り場をオススメします。

 

Q. 漁港の場合、営利目的で一部への場所提供してはいけないのでは。
A. 水産省の漁港利用規制の緩和のなかに含めてもらえれば・・(このあたりの障壁は私がわかっていない点あるかもしれないです)

 

Q. スマホの電波が入らない釣り場では利用できますか。
A. システム上、利用不可です。釣り場登録条件としてネット接続可能な場所になります。

 

                  さいごに

釣り人はほとんどの人はマナーを守り、釣りを楽しんでいると思います。
一方、一部のマナーが悪い釣り人により釣り全体が悪い印象となっています。

ライセンス制を用いる事でちゃんとしている釣り人が可視化され、
「ちゃんとした釣り人を集める事はメリットのみ!」
そういった意識改革ができると、釣りができる場所がもっと増え、
釣り全体の発展につながると思っています。